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 2019.09.09 | くまさん,くまさん本舗,くまちゃん,ゴンちゃん,日めくりゴンちゃん,赤鬼ゴンちゃん,

日めくりゴンちゃん <2019.9.9> 玉さんへ

[勝手に応援シリーズ]★玉さんへ

人は、誰かの宝物。それぞれが、自分も含めて大切な大切な存在であって、たった一人もないがしろにされてはいけない。

誰かの宝物を傷つけてしまったら、その誰かが悲しみます。

誰かの宝物を奪ってしまったら、その誰かが怒ります。

誰かの宝物を捨ててしまったら、その誰かが永遠に探します。

この世の誰も、宝物を傷つけたり奪ったり捨ててしまうことはできません。してはいけないのです。

逆に、「あなたが大切にしている宝物を傷つけて欲しいですか?奪って捨てて欲しいですか?」と聞かれれば、
「いいえ。嫌です。」と誰もが答えるでしょう。

この気持ちがあるならば、他の人の大事なものを、自分の大事なものとして扱っていく気持ちが生まれていきます。

他の国が大切にしている信仰心はその国の人々そのものです。つまり、国の宝物です。それを、他の国の人々が、自分が信じているものが正しいから、それは間違いだと言い切り、傷つけるより、

「そうかそうか。あなたの国ではそう考えるんだね。なるほど。僕たちの国では、こう考えるんだよ。文化の違いは面白いね。不思議だね。でも、結果的は、お互いの思いを大切にしようってことだね。」

と認めて、理解を表現して、共通点を導き出して、仲良くなるきっかけを作れます。

しかしもし、宝を傷つけられてしまった人は、それに対して、傷つけ返すことを選ぶかもしれません。傷つけられた痛みを、傷つけた相手にも味わわせてやりたいと思います。いわゆる復讐です。

これは大きな痛みを伴います。終わりのない傷つけ合いに発展します。

時間をかけて修復しようと誰かが努力をしても、その努力している人を味方が傷つけたりします。

しかし、芸術は平等です。

文芸や絵画・彫刻。音楽・演劇、映画。人間が生み出す独得の様式によって美を創作・表現する活動は、国も宗教も個人の趣味嗜好で共感し合えるものになり得ます。

全世界の人々が、自分を宝物であると定義して、自分の大好きな表現活動を通し、国や宗教を超えて、お気に入りの音楽を公共の場で共有したり、好きな映画を同時に鑑賞して感想を言い合ったっり、好きな歌舞伎を升席で一緒に楽しんで、幕の内弁当に「美味しいね!」と舌鼓を打つことができたなら、世の中が一つになるかもしれません。

そう簡単ではないことは重々承知ですが、芸の道を目指す人々とこれまで出会ってきて思うのはたった一つ。

「世界を平和にするために、目の前の一人を幸せにする」

そのために、稽古に明け暮れ、身体を痛めつけながら精進している姿を見て、魂が震えないわけがありません。

「生きているみんなが、国の宝。できることは限られているけど私は、目の前で苦しんでいる人を救いたい。あなたはどうする?」

救うほどの力はまだありませんが、自分がやっていて楽しいことをしながら、探していきます。もらった命をどう使うか、ようやく決められそうです。

大きなことはできません。

日めくりゴンちゃんもまだまだ小さな一歩でしかありません。

でも、悩みながらも、進んでいけることは確かです。

それが楽しいのです。一人でも、喜んでくれる人がいるから。

その楽しみが、芸を続けるエネルギーになります。

玉さん、あなたが身をもって教えてくださいました。

ありがとうございます!

そして、いつもご覧くださっている皆様にも
心からの感謝を送ります!

人形劇師くま

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